プラットフォーム戦略

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講義No.g009304

ビジネスモデルとして注目の「プラットフォーム戦略」とは?

iPhoneは、プラットフォーム

アップル社のiPhoneが世界を席巻(せっけん)していますが、その成功はアップル社だけで成し得たものではありません。カナダのブラックベリー社が販売したスマートフォンがヒントになっていますし、アプリはほかの企業も提供しています。
いまこのように、1つの開かれたシステムを構築するための「プラットフォーム(基本的な環境)」を提供するという経営戦略が、現代のビジネスモデルとして注目されています。iPhoneは、他社が開発した複数のサービスや製品を多くのユーザーに提供するプラットフォームということになります。

ビジネスエコシステムとは?

自然界にはさまざまな生物が存在し、互いに影響し合いながらバランスを維持しています。取り巻く環境も含めた生態系の中では、1つの乱れが全体に影響を及ぼし、最悪の場合、再生できないこともあります。同じことがビジネスの世界にも当てはまります。企業は生き残りをかけて競争を繰り返しながら、バランスを崩さないよう企業同士が連携しているのです。この「ビジネスエコシステム(事業生態系)」という考え方のもと、1つの企業だけで完結しないオープンイノベーション、つまり、企業の枠を超えて連携し、さまざまな商品やサービスをつくることに取り組む企業が日本でも増えています。

より魅力的なプラットフォームに

プラットフォーム戦略は、ICT分野の発達とともに進化してきた新しい形の経営戦略です。最も重要なポイントはWeb上でマッチングできることであり、顧客が必要としている情報を知り、ピンポイントで関連情報を提供することが可能です。効率的に大きな効果を得ることができるのです。
魅力的なプラットフォームには人が集まり、多くの情報が引き出せるようになり好循環も生まれます。では、どうやって魅力的につくればいいのか、どうすれば人は集まるのか、ICT技術のさらなる進化とともに、プラットフォーム構築についての研究・開発が続いています。

この学問が向いているかも 経営学、経済学

尚絅学院大学
人文社会学群 人文社会学類
准教授 張 涛 先生

メッセージ

あなたの身の回りには、不便なことや、多くの人が困っていることが、実はたくさんあります。そして、そういうところにビジネスチャンスは潜んでいます。でも、なんとなく生活していると、不便なことにも困っていることにも気づくことはできません。何にでも興味と問題意識を持って毎日を過ごすことを心がけましょう。
現代社会学科は、社会に関することを多角的に学び、幅広い知識を得ることができます。公務員や教員をめざす学生もたくさんいます。一緒に学ぶことで、あなたの好奇心もどんどん刺激されるはずです。

先生の学問へのきっかけ

高校は理系コースで物理と化学を学び、大学では1980年~90年にかけて人気の学問だった環境化学について学びました。その後、大学院へ進学をめざすことになった時、恩師に勧められた経営学を学ぶため日本に留学しました。日本の自動車メーカーで働いていた兄から、言葉も食べ物も大きな違いがなく生活しやすいと聞いていたためです。卒業後も日本に残って、日本的経営の研究を続けています。日本の経営管理の問題点明らかにして、企業やコンサルタントに評価され使ってもらえるような、実用性のある理論を作りあげることが目標です。