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高校2年生	タイトルを見て矛盾しているのではと思いましたが、動画を見て納得しました。確かに周りがざわざわしていたりすると、相手が喋っているのは分かりますが、それがなんと言ってるかまでは分かっていないので確かにそうだな、と共感しました
高校1年生	聞こえにくいと感じている人にとって不安を理解して、寄り添うことで安心につながる生活を支える素敵な職業だなと思いました。
高校2年生	とても分かりやすい説明だったので、理解がより深まりました。また、現役の大学生のお話も聞けて、すごく貴重な時間になりました。
高校2年生	僕にはアスペルガー症候群の兄がいるのですが、彼がなにかに集中しているときなどに話しかけると、気が付かなかったり聞き返したりすることが多々ありました。僕はその兄の行動に悶々としていたのですが、この講義を聞いてそれがAPDというものだとわかり興味を持ちました！
高校2年生	言語聴覚士について学びたいと思いました。もっと興味が湧きました。
高校3年生	ありがとうございました！貴学の学部学科を志望していたので、偶然こちらの講義を発見できて嬉しく思っています。拝見したことで、貴学の学びがより想像できました。8月の説明会に伺う予定なので、お会いできたらとても嬉しいです。
高校1年生	私は今までAPDや、LiDというものを聞いたことがなかったので、この講義を通して正しい知識を身につけることができて良かったです。こういう方も中に入るのだと知る人が少しでも増えて、過ごしやすい社会になるといいなと思いました。分かりやすく楽しい講義をありがとうございました。
高校1年生	私や母がたまに「聞こえるのに聞き取れない」ということがあるので、原因などが知ることができて良かったです。ありがとうございました。

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聞こえているのに聞き取りにくい、聴覚情報処理障害（APD）とは？

日本国内にも多い、APDに悩む人

聴力には異常がないのに、日常生活の中のさまざまな場面で聞き取りにくさを感じている人は、実は世の中にたくさんいます。BGMや雑音の多い環境で話を聞くのが難しかったり、早口での話や長い話を理解するのが苦手で、聞き間違いや聞き返しが多かったりします。このような症状は、「聴覚情報処理障害（Auditory Processing Disorder：APD）と呼ばれます。推定患者数は意外に多く、日本国内でも、およそ240万人がAPDであると考えられています。

聴力検査だけでは見つけられないAPD

APDの症状は通常の聴力検査では見つけられないため、APDかどうかを判定するための聞き取り検査やさまざまな検査を併用しなければ診断するのが難しいと言われています。原因は人によってさまざまですが、発達障がいが疑われる人や、わずかな不注意がある人、心理的な要因を持つ人に起こる場合が多いと考えられています。
こうした症状を持つ人は、学生時代から「授業内容が頭に入ってこない」「友だちの話がうまく聞き取れない」といった悩みを抱えていて、社会人になってから聞き間違いなどによる仕事上の失敗体験などを経て、初めてAPDの症状を自覚する場合が多く見られます。それでも何とか日常生活を過ごせる人もいれば、うまく折り合いをつけられずに悩みを深めていく人もいます。

世の中での認知がAPDの悩みを軽減する

APDの症状を持つ人々の悩みを軽減するには、このような症状を持つ人が存在することをもっと世の中に広め、認知してもらう必要があります。最近では、コアラをモチーフにした「APDマーク」が作られていて、それを身につけることで自身がAPDであることを周囲に知らせる効果が期待されています。
APDであることを周囲に理解してもらえていれば、「もう一度言って」と聞き返すときにも心理的負担が少なくてすみます。ちょっとした理解と心遣いが、APDに悩む人を支えることにつながるのです。